大学に入って先輩に呑みに連れて行ってもらえるタイミングや、就職して新人歓迎会で居酒屋に行ったりと、意外と未成年のうちに居酒屋に行く機会ってありますよね。「バレなきゃいいか」と思ってしまいがちですが、それはどうしてでしょうか?居酒屋に行くと、年齢確認されるのが面倒と思ってるからではないでしょうか?
どうして年齢確認されるのか、年齢確認されないためにはどうしたらいいのかなど、居酒屋での年齢確認の謎に迫ります。
目次
そもそもどうして居酒屋で年齢確認をするの?
どうして居酒屋で年齢確認をしないと行けないのか気になりませんか?しらばっくれて呑んでしまえばそれでいいんじゃないかと思うこともありますよね。どうして居酒屋が年齢確認をするかというと、日本の法律の原点に、「未成年の飲酒・喫煙は禁止」という法律があるからです。
未成年の飲酒や喫煙は正常な成長を妨げるだけではなく、常習化してしまいやすい傾向があるんです。
そのため、しっかりと年齢確認をして法律を守ったり、身体に配慮しているのです。
年齢確認をしないとどうなるの?
もう身長も伸びてないし、成長は止まっているからお酒が呑みたい!と思ってしまう人もいるかもしれませんね。確かに身長が止まってしまうと成長が止まったように感じてしまいますよね。未成年の飲酒は、成長の他にも法律が関わっていることが先ほどお伝えした通りですが、お店にも大きく関わる大きなことがあるんです。
未成年の飲酒は最悪逮捕されてしまうことがある
まずあなたの身に起こることとして、未成年の飲酒は最悪の場合逮捕されてしまうことがあります。逮捕されるということは、
- 運転免許が取れなくなるかもしれない
- 就職に影響することもある
など、これからのあなたにとってマイナスになることばかりなのです。逮捕されるというと、「前科」と言ってこの人は犯罪を犯した人ですよという十字架を背負うことになります。前科が付くと学校の先生などの公務員のお仕事には就けなくなりますし、その他にも就職できない職種がたくさんあります。
一時の気の迷いが今後の人生を大きく左右してしまうことが起こる危険が、未成年の飲酒ではあるということです。
お店が営業できないことも…
あなたの身にもマイナスなことが起こりますが、お店側にもデメリットがあります。未成年と知りながら、または未成年ということを確認しないでアルコールを提供していたとなると、法律で罰せられてしまいます。
- 50万円以下の罰金
- 販売免許の取り消しまたは営業停止命令
このような大きなデメリットがあります。罰金を払えばいいと思ってしまいますが、罰金刑も前科扱いになりますので、「このお店は法を犯しました」ということになります。
そして、お店を営業していくうえで「販売免許」を持っている人が必要になります。ところが、免許取り消しになってしまうと、再度免許を取ることが難しくなるだけでなく、お店の営業ができなくなってしまいます。
働いていた人の職を失うことになりますので、未成年のアルコール提供はお店にとっても大きなデメリットばかりなのです。
居酒屋で年齢確認されにくい方法とは?
デメリットがあっても、年齢確認されない居酒屋があったらいいな…と思いませんか?年齢確認されない居酒屋の方が少なくなっていますが、年齢確認されにくくすることはできるかもしれませんよ。ただし、未成年の飲酒は先ほどお伝えしたように法律違反になるので、年齢確認されない方法は自己責任で行いましょうね。
少し大人びた格好で行く
少し大人びた格好で行くことは、年齢確認されにくい1つの方法です。大人びた格好ってどんな格好なのか分かりにくいかもしれませんね。
- ミニスカートを避けてロングスカートで行く
- 露出の少ない服装で行く
- 華美な格好をしない
短いスカートは若さを強調してしまうので、「これは年齢確認対象だ」と思われてしまいます。そして露出が多いと目立ってしまうので、声をかけられやすくなってしまいます。大人の人を見ていると、華美な格好をしている人って少ないと感じることがありませんか?
落ち着いているな…と思える服装で居酒屋に向かうことで、年齢確認されにくい状況を作ることができますよ。
お化粧をしていく
最近では若くしてお化粧をきれいにしている女性が増えているのですが、中には化粧慣れしてない人もいます。無理矢理する必要はありませんが、お化粧をした方が凛とした大人の印象になりやすいです。
目安はナチュラルなもので、アイメイクは黒や茶色の落ち着いたカラーをチョイスするといいですよ。
あまりにも派手にしていくと「この子は若い子かもしれない」と思われやすくなって、年齢確認されてしまう可能性が高くなります。
お化粧しよう!と思って派手になることなく、ナチュラルなお化粧をイメージしていくようにしましょう。
年齢の近い人と一緒に呑みに行く
年齢の近い人と一緒に呑みに行くようにするのもコツです。もしあなたが19歳であれば、21歳の大人びた人と一緒に行くなど、ちょっとした工夫が必要です。年齢があまりに離れた人と行くと、あなたの未成年感が際立ってしまいます。これでは「年齢確認してください」と言っているようなものです。
年齢が離れている人と一緒に行くと、保護者と一緒のような感じになるからいいのでは?と思いがちです。しかし、年齢を確認するのは同伴の人の年齢で判断するものではありませんので、あなたに年齢確認がある可能性が高いです。
マスクやサングラスをかけない
マスクやサングラスをかけてごまかそうとする人がいますが、それは「自分は未成年ですよ」と言っているのと同じこと。顔を見せると何か都合の悪いことがあるので、マスクやサングラスで隠していると判断されてしまいます。
もし顔を隠したい場合は、服装やお化粧でカバーするだけで充分効果が期待できますよ。
特に夏場にマスクをしている人がいますが、夏は暑くてマスクをするにはふさわしくない時期ですよね。
ですので、マスクを付けていると、風邪ではなく何か違う意味があるのでは?と思われてしまうんですよ。
もし今まで年齢確認をされることが多い人の中で、マスクなどを使っていた人がいるならば、つけないようにしてみましょう。
落ち着いて話すようにする
店員さんと話す時に、語尾が〇〇っすのような、若者言葉になっていると、「もしかするとこの人は未成年かも…」と思われてしまうことがあります。大人で語尾に「っす」とつけていると、常識知らずと思われてしまうことが多い!だからこそ、丁寧な言葉遣いで、ゆっくりと落ち着いて話すように心がけてみましょう。
ゆっくりと話すだけで落ち着いた印象になりますし、大人っぽい印象を与えることができるんです。
身なりと話し方で人の印象は8割を占めるとも言われています。もし年齢確認をされたくないと思ったら、落ち着いて話すように心がけるだけで、グッと年齢が成人に見えるようになってきますよ。
それでも年齢確認されてしまったらどうする?
頑張って大人のように振る舞っていても、店員さんがマニュアルで決められているために、年齢確認をしてくることがあります。もし年齢確認をされてしまったときはどうしたらいいのでしょうか?
大人の対応として、その場でもめるのは1番してはいけないことです。筋の通った方法を覚えておくと便利ですよ。
顔写真付きの身分証を提示する
まず顔写真付きの身分証の提示を求められることがほとんどです。保険証を身分証として提示する人がいますが、保険証は顔写真が入っていないので、貸し借りしてしまうと誰のか分からなくなってしまいますよね。
そのため、居酒屋さんが求める身分証とは少し違ってしまうのです。以下の身分証を提示することをおすすめします。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 学生証
パスポートこれら3つが有効的です。マイナンバーカードは紙のペラペラなものではなく、申請して手にすることができる顔写真付きのものです。他のものではなかなか本人確認書類として有効ではありませんので、気を付けてくださいね。
正直に話してノンアルコールで楽しむ
お店の存続にも関わる未成年へのアルコール提供は、年齢確認をしない居酒屋が多くなっています。ですので、もし年齢確認をされてしまったら、正直に話してノンアルコールで楽しむ方法があります。
周りが呑んでいてたのしそうにしてると「自分も少しくらいいいかな」と思うかもしれませんが、法的な責任は大きいですよ。
その場にいた大人にも責任がいきますので、大切な仲間が逮捕…なんてなったら、とても悲しいと思いませんか?ノンアルコールにはアルコールとして提供していない味もありますし、おいしいものがたくさん!
今までアルコールにしか興味のなかった人が、ノンアルコールを好むようになることもあるくらいですよ。
年齢確認しない居酒屋ってあるの?
どうにかして年齢確認をしない居酒屋がないかと探してしまうかもしれませんね。もしかすると年齢確認をしない居酒屋があるかもしれませんが、もしあったとしても公には出ない可能性が高いです。
公に出ていたら、法律違反して営業していますよということになりますので、お店にとってはデメリットしかありません。
インターネットで頑張って探したとしても、年齢確認をしない居酒屋は、なかなか見つからないと思っていた方が間違いありませんよ。
ルールを守って楽しく呑もう!
昔は年齢確認をしない居酒屋が多かったですが、法律が改正されてからは、年齢確認をしっかりする居酒屋が多くなりました。
どうしても呑みたくて年齢確認をかいくぐりたい気持ちはわかりますが、未成年の飲酒はデメリットが大きいです。逃れる方法もお伝えしましたが、もし未成年とお店の人に言われたら、素直に従いましょう。
ルールを守って楽しむお酒を楽しみましょうね!